








メキシコ、オアハカ州コヨテペック村にある工房に別注した、黒陶の4つベルです。
水平に振ることにより、乾いた金属音のような音色を放ちます。
イームズハウスのドアベルとして使われていたのは有名な話ですが、「世界の民芸」でも濱田庄司氏に紹介され、アレクサンダー・ジラードをはじめとした多くのアーティスト達に愛された、フォークアートの名品として知られています。
イームズハウスのようにドアベルとして使って頂きたいですが (画像11枚目参照) ハードルも高いと思います。。
オブジェとしても秀逸な一品ですので、部屋のインテリアにおススメです^ ^
size : 約19.5cm x 21cm x 9.5cm
- バロ・ネグロ=黒陶について -
スペイン語で『バロ』と呼ばれる陶器はメキシコの各地でさまざまなスタイルで生産されています。
この黒く輝く陶器はバロ・ネグロ=黒陶と呼ばれるオアハカ州、コヨテペック村の陶芸品です。
サポテカの先住民時代から作られていましたが、やがて技法は途絶えていまいます。
しかし、1950年代にドーニャ・ロサという女性が試行錯誤の末、陶製法を復興させることに成功しました。
土に水を混ぜ粘土にしてから形成し、乾燥する寸前にメノウ石で磨くことにより、この光沢がでるようになります。
乾燥後は窯で低温で焼いた後、密閉して炭化させることで黒い焼き物に変化します。